FXは損切が大事
こんにちわ、otomonです。
FXで負ける最大の理由は
「損切」せずに、ロスカットになることです。
逆を言えば「損切」さえしっかりとすればロスカットされることはありません。
今回は「FXは損切が大事」についてお話ししたいと思います。
その前に・・・
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人は損をしたくない生き物
FXに限らず、人は損をしたくない生き物です。
これは、「プロスペクト理論」という学説でも有名ですね。
※プロスペクト理論と投資について (野村証券サイトより抜粋)
プロスペクトとは英語のProspectのことであり、期待や予想、見込みなどのニュアンスを持つ。
プロスペクト理論はリスクを伴う状況下での判断分析として、米カーネマン氏らが1979年に公表した論文のタイトル名。
プロスペクト理論により、従来の投資効用理論では説明のつかない投資家の判断行動が現実に即した形で解明された。
例えば、投資家は収益よりも損失の方に敏感に反応し、収益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。
一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる。
より詳しい解説はこちらのサイトをどうぞ。
➡https://studyhacker.net/prospect-theory
買い物にしても
いくつかの店の値段を比較したり
購入したいものを値引き交渉してみたり
などなど。
皆さんにも経験はあるのではないでしょうか?
とにかく、損をしたくない、得したい、という考えで行動しがちですよね。
FXにおいて「損をしたくない」という心理に基づく行動として
・利確を早くしたい
・損切したくない
という2点があげられます。
ですが、この2つは根本的に意味合いが異なります。
〇利確を早くしたい
俗に「チキン利確」とも言われますが
利確が早かろうが何だろうが、利確している時点でプラスです。
100%の勝ちが決定されています。
〇損切したくない
含み損を抱えても、いずれ戻ってくるだろうという確固たる自信があるか
はたまたお祈りモードで戻ることを期待するかのどちらかですが
いずれにしても、100%の勝ちが保証されている状況ではありません。
どちらも、「損をしたくない」という気持ちから発生している行動心理ですが
その実、意味合いは全く異なるのです。
損切はどのタイミングですればいいのか?
損切は大きな負けを回避するために必要な「防衛策」であるのですが
どのタイミングで損切すべきかわからない、という人が多いと思います。
その場合、発想を逆転すれば答えは出ます。
それは「なぜそこでエントリーしたのか?」
ということです。
下記はドルエン「15分足」です
白〇部分で2回反発しているところにラインを引き
黄〇でブレイクしたのを確認してハイエントリーしたとします。
そのまま上がっていきましたので、エントリー箇所としては合っていたということになりますね。
その後、赤〇部分でそのラインを越えて、大きく下降していきました。
このラインブレイクがエントリー根拠であれば
このラインを下抜けしてしまった時点で「その根拠が崩れた」、ということになります。
もちろん、その後反発して再度上昇することもあるかもしれません。
ですが、根拠が崩れたのにポジションを保有することは
負けを認めずに、お祈りモードに突入したといっても過言ではありません。
負ける人の多くは
「自分のエントリーが正しい」、「このラインブレイクはダマシだ」など
自分を正当化する事しか考えず、相場を冷静に判断出来なくなってしまうことが多いのです。
仮にここで損切したとして、その後上昇したとするならば
再度エントリーすればいいだけの話です。
負けを少なくする=リスクを極力排除すること
このことを念頭に置いて取引することが非常に重要です。
損切設定幅
損切の設定は、「エントリー根拠が崩れた時」が正解です。
ということは、自ずとエントリー時に「損切設定幅」も見えてくるはずです。
リスクリワードを考えるときは
この「損切設定幅」が狭ければ狭いほど有利になります。
逆を言えば「損切設定幅」が広いときはエントリーを見送ることも考えなくてはなりません。
エントリーチャンスになりそうな時は
同時に損切設定がどのくらいになるのかを意識しながら
トレードするといいでしょう。
最後に
いかがでしたか?
FXで大負けする理由は明確です。
それは「損切しない」から。
そして、含み損が膨らんだり、多くの損失を出してしまうと
どんどん負の連鎖に陥ってしまいます。
・損切しづらくなる
・資金が減るので他にチャンスがあってもエントリーできない可能性がある
・負けを取り戻すことが目的のトレードになってしまう(ムキになったエントリーをしてしまう)
・メンタルが崩壊していく(冷静な判断が出来なくなってしまう)
逆を言えば損切はFXで生き残っていくうえで非常に重要、ということです。
どんなに凄腕トレーダーでも常に100%勝利することはありません。
勝ち続けている人はしっかりと相場と向き合って対応しているのです。
「正しいのは常に相場」ということを認識しましょう。
侍も損切も思い切って「バサッ」と斬る。
これが大事ですよ。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
otomon